未使用のミントンティファニーです。現代ではこれは見逃せません。ちょうどヤフオクに、似たデザインのミントンティファニー、ダブルハンドルのお品が出品されています。私も持っている良い作品ではあるのですが、今回の出品物と見比べてみてください。ポイントは「盛金」です。これがあるかどうか、でグレードは大きく変わります。プレート類でも同様です。アンティークマーケットでは3倍~差が付いてきます。転写だけで済むものと職人の作業が必要なものとでは、そのコストが大違いなのはご想像つくと思います。現代ですと、それは特に顕著で、アストバリーの価格などを参照にしますとよくわかります。(以前、フッチェンロイターにアンティークと同等品の特注の相談をしたことがあったのですがその時で12枚で120万円以上の見積もりでごめんなさいした経験があります)なので、欧米ではアンティークの需要が高いですし、良い買い物、投機対象となったりしているのです。時代的なものも考察しますと、先の品は近代ミントン1960~1970年頃のものと思います。今回の出品物は1890年~1920年頃のものです。ミントンは1950年以降、ハイクラス品の製造比率を大きく下げています。ティファニーが絡んでもこれくらいか・・・と落胆してしまいます。これで状態が良ければ買わない理由が見つかりません。ブイヨンやダブルハンドルは用途がない?、そんなことはありません。ベリーボウルの代わりに用いますと、ソーサーがある分大変優雅です。用途の枠にとらわれないと大きく活用、活躍できるものです。お得意様から伺ったのですが、もう、ざるそばのそば猪口代わりに使ったりもしているそうです。色々想定していましたがこれには驚きましたカフェオレボウルのイメージでミルクティーなどに使っても発想がハイクラスです。プリンアラモードなんかも盛ってみたいものです、a la mode なfacon にoh la la ですサイズ 口径11.5 高さ5.5 ソーサー15.5 フォルムは古典スタイルの底広のブイヨンカップです