図柄表:ウィルヘルミナ女王図柄裏:獅子紋章発行地:オランダ連合王国ユトレヒト造幣局発行年:1898年(単年号)彫刻師:P. Pander銘文表:WILHELMINA KONINGIN DER NEDERLANDEN銘文裏:MUNT VAN HET KONINKRIJK DER NEDERLANDEN 1898 2 1/2 G銘文縁:GOD ZIJ MET ONS額 面 :2•1/2Gulden材 質:銀(.945)直 径:38.0*2.5 mm重 量:25.0 g状 態:極美品分 類:DAV237; KM123ウィルヘルミナ女王を描いた2•1/2グルデン銀貨。表側には18歳頃のウィルヘルミナの若々しい肖像画描かれている。1890年に父ウィレム3世の崩御によりウィルヘルミナが即位した時、彼女はまだ10歳だった。当時、彼女は世界最年少の女王であり、実権は母のエンマ王妃に握られていた。それから彼女は二度の世界大戦を経験し、ヨーロッパ列強に翻弄され続ける運命を歩む。特にナチス党率いるドイツの軍勢に苦しまされ、王国を占拠されたために国外逃亡を余儀なくされた。ウィルヘルミナの肖像の周囲には下記の銘文が刻印されている。「WILHELMINA KONINGIN DER NEDERLANDEN」。英訳と邦訳の試訳を参考までに記述すると下記のような意味となる。「Wilhelmina Queen of the Netherlands」、「オランダのウィルヘルミナ女王」。裏側にはオランダの国章が描かれている。こうした盾紋章を「エスカッシャン」と呼ぶ。冠を戴く盾の中には剣と弓を握るライオンが描かれている。後ろ脚二本で立ち上がるライオンの構図は「ランパント」と呼ばれる。エスカッシャンの周囲には、銘文が刻印されている。銘文の内容は下記の通り。「MUNT VAN HET KONINKRIJK DER NEDERLANDEN 1898 2 1/2 G」。英訳と邦訳の試訳を参考までに記述すると下記のような意味となる。「Coin of the Kingdom of the Netherlands」、「オランダ王国のコイン 1898年 2•1/2グルデン」。